前回お約束しました「連休中頑張ります!」期間の第2弾!!
前回は、建物の管理について書きました。今回は、建物の中に設置された施設・設備の管理についてです。
「施設」とは
・更衣室
・休憩室
・トイレ
・手洗い場(工場などの場合)
・冷凍・冷蔵庫
・食品庫
・資材室
など、基本的に製造に直接関わらない場所となります。ですので、飲食店の場合にはないものもありますので、そこは臨機応変にあるものをピックアップします。
「設備」に関しては、調理や製造に関わる機械・器具ですので、それはイメージしやすいかと思います。
さて、それではそれぞれの「管理」ですが、「施設」では掃除が基本となり、「設備」では洗浄が基本となります。ただ、ものや場所によっては
・温度管理
・整理整頓
・保守点検
なども管理事項となりますので、ピックアップされたものや場所に応じて、それらの管理事項を書きだすという作業が必要になります。
決めていく内容は、前回と同じで「いつ」「何を使ってどのように」「問題があったとき」が基本必要事項です。
さて、前記したものや場所の中で、もっとも重要な項目は「トイレ」の清掃です。感染症や食中毒菌の汚染場所となりやすい場所であることと、飲食店の場合は、飲食店ならではの以下の課題があるからです。
・お客様と共用のトイレ
・従業員専用のトイレ
・共同ビルで、多店舗のお客様、従業員、更に不特定多数の人と共用のトイレ
と、色々なパターンがあり、それぞれでリスクが異なってくるし、掃除の程度も変わってきます。共同ビルの場合は、ビルの管理会社で掃除をするケースが多いですので、こちらが希望する掃除がされてない場合もあります。その辺は、人の管理のルールでリスクを減らしていくことになりますが、それはまた別の機会に書きたいと思います。
また、「設備」に関しては「保守点検」にもつながる内容ですが、壊れた時の対処(つまりこれが「問題があった場合」になります)や使う前の破損の確認などが必要なルールになります。
今回の内容は、お店や会社ごとで大きく異なります。ただ、先ずは前回と同じで、今やっていることを文書化してみましょう。そして、不備があったらルールの追加や修正を行っていく、というスタンスで取り組んでみましょう。