エムズ君と仲間たちの日常2021年06月15日

組織としての会社

 21年前に1人で始めた仕事も、現時点で7人の社員と1名のパートと人数も増える中、それぞれの職務分担と、それに伴う会社としての組織を作り上げていかなければならない状況にあります。3年前ほど前から組織図を作り、仕事が効率よく動くようにと考えてきておりますが、弊社の基本は、食品及び環境の細菌検査から始まっていますので、検査部門が太い柱としてあり、それに付随してお客様の現場での検査や相談業務が二つ目の太い柱としてあります。そんな中、新しい部門として「営業」を新設してみましたが、少数精鋭で仕事をする中では新規営業のみを主体として動く部門は思ったようには機能せず、結果として弊社の営業の概念は、「担当者のみならず、社員一人一人のお客様に対する姿勢である」との結論に達し、会社組織図から「営業部門」をなくすることにしました。

 お客様の現場でのひとりひとりの仕事ぶり、お客様と対峙する時のひとりひとりの態度とその姿勢、電話対応時の言葉や声の表情、などなど、普段のすべての仕事が弊社の営業となります。売り上げを作ることに心奪われて、業務の本質と弊社の存在価値を見失うのでは本末転倒です。逆に、業務の本質と弊社の存在価値を十分に理解してお客様と対峙していれば、自ずと売り上げはついてくるもので、それでここまで会社を続けてこれたのです。

 弊社の社員全員が営業マンです。ひとりひとりの態度や仕事ぶりが会社の命運を分ける、と言っても過言ではありません。そんな心意気で、コロナ渦のこの時代の荒波を乗り越えていこうと思います。

この記事を書いた人:小林樹夫

所属:代表取締役 担当:皆の会長(笑)

気が付けはもう61歳になってました。会社設立時から60歳で区切りをつけようと思っていたのですが、多少のずれはあるものの、今期から会長として事業継承を始めることになりました。とは言え、これで終わりでなく、更なる新たな1ページ…いや2ページを増やしていきます。
まだまだ枯れない60代。先ずは魅力ある70歳を目標に、この先も楽しんで日々過ごしていきます。