会長・社長ブログ2022年08月07日

物価高騰の中で衛生管理を考える

 長引くコロナ禍とロシアの戦争の影響で、恐ろしく物価が高騰してます。そんな中で、違う視点からこの物価高を眺めてみれば、食品の安全管理には役に立つ状況もあるのかな、と思ったりもします。
 

 経営者や飲食店のオーナーは、商売のチャンスロスを嫌うため、「売り切れごめん」の商売を嫌う傾向があります。そのため、過剰に食材の在庫を抱え、お客さんのニーズに応えようとしますが、その結果、期限切れの食材を抱え、捨てるか使うかの選択を迫られる場面がしばしば訪れます。その結果についての良否は言わずもがなですが、その結果利益を失い、チャンスロスで失う利益を追うばかりに、食材のロスを出してしまう羽目に会ってしまいます。

 でも昨今の物価高では、仕入れの金額が半端なく高く、結果必要最低限の仕入れで運営することになり、その時々で「売り切れごめん」の状況が現れ、逆にそれが利益を確保することに繋がると思うのです。そしてここからが今回の話のポイントですが、最低限の食材の仕入れをすれば、鮮度のよい食材を使うことになり、結果として食品の安全のためには最高の状況になるのです。

 色々な考え方があります。何を言ってるの、と思われるかもしれませんが、こんな考え方もできるかな?と言う程度に参考にしてみてください。

「二兎追うものは一兎をも得ず」

  こんな世の中なので、欲張らず、  
 
「足るを知る者は富む」 

 の精神で乗り越えてみてはどうでしょうか?と、自分への戒めも含めての、今回のお話でした。

この記事を書いた人:小林樹夫

所属:代表取締役 担当:皆の会長(笑)

気が付けはもう61歳になってました。会社設立時から60歳で区切りをつけようと思っていたのですが、多少のずれはあるものの、今期から会長として事業継承を始めることになりました。とは言え、これで終わりでなく、更なる新たな1ページ…いや2ページを増やしていきます。
まだまだ枯れない60代。先ずは魅力ある70歳を目標に、この先も楽しんで日々過ごしていきます。