今朝起きがけに覗いたスマホにフェイスブックの新着書き込みがあり、高校の同級生が先月亡くなっていた、との投稿が飛び込んできました。高3の1年間だけ同じクラスだった彼とは数年前の同窓生との新年会で卒業以来30数年ぶりに会って酒を飲みかわしましたが、それが最後の思い出となりました。全校生徒約400人のうちの120人程が占める理系クラスは、今思えばほぼ男子校の様相で、在校中でも知らない女子の方が多く、それをネタに大笑いをして飲んでいた笑顔が思い出されます。
さて、30代半ばで起業してはや20年・・・気づけば、友達との会話の中にも「定年」「老後」の言葉がちらほら聞かれる年齢になっていました。20代から40代の社員たちに囲まれ、来年はどうする、5年後はどうなる、と考え日々仕事をしている自分の中には「定年」という言葉はなく、それゆえ「老後」という言葉も忘れがちです。仕事に没頭し、やりたいことをやってきた自分の半生は、この先もずーと同じペースで続くのだろう、と思っている日常に、ふと現実を考えさせてくる出来事でした。
年齢に関係なく、いつ死ぬかわからない人生の中で、確実に死の確立が高まっていく年齢になってきています。自分の中では、いつでも人生の折り返し(笑)でも、折り返しの先は下り坂であることは事実ですので、少し足元を見ながら、つまずいて転ばぬよう「生きる意味」をかみしめて有意義な時間を過ごしたいと思います。
sちゃん、ご冥福をお祈りします