消費者庁は、早くて今年度中に、表示推奨だったくるみを義務化のカテゴリーに変更するということです。エビとカニが表示義務に追加された2008年以来となります。
その背景には、表示義務化しなければならないほど、くるみアレルギーの症例が急増しおり、この9年間で10倍以上増加しました。 さらに、2018年度と2021年度のアレルギー症例の多い順位は、卵、牛乳、小麦に次ぎ、くるみは4番になったことがあります。
先日見ていたニュース番組でも取り上げられており、クルミアレルギーを発症したお子さんを持つお母さんの「まさか、クルミでアレルギーになるなんて・・・どんな食べ物でアレルギーになるか分からないので不安だ」といったコメントが流されていましたが、まさに親心としてはその通りですね。でも、「まさか」と思わず、「これでもなるのか」という認識が命を守ることにつながるかと思います。「まさか」と思っている間にアナフィラキシーを引き起こし命にかかわるのがアレルギーの怖さです。
「まさか」という先入観を捨てて、アレルギーについて正しい認識をもつことが大事な世の中になってきているのでしょうね。