エムズ君と仲間たちの日常2024年05月01日

4/23 勉強会「食品中の微生物はなぜ増えたり減ったりするのか」

 今回の勉強会は3月に実施した勉強会が大失敗だったので、リベンジ企画で同じお題を再挑戦しました。前回は宮本君を主体として準備を進めておりましたが、準備不足、事前の勉強不足等々ありまして、結果としては教科書を読むだけのものとなってしまい、ふがいない結果でした。

 今回は教科書を読み込み、わからない単語やかかわりのある基準などを調べ、別添の資料を作成した後、どのような話の進め方をするかをあらかじめ打合せて臨みました。

 その内容は、食品中の細菌が、ある一定の期間を過ぎると指数対数的に増えて、やがては自滅的に死んで減っていくという「細菌の増殖曲線」についてでした。増える要因は1つではなく至適条件(細菌が増殖するのに一番適した条件、主に①温度、②水分、③pH、④湿度、⑤酸素の有無)が複数あればあるほど、微生物は指数的に増加し、さらには増える時間も短くなりますが、一定まで増えたのち、環境の栄養不足や自らが出した代謝産物の影響により減少、やがては死滅していくという内容で、こうした細菌の増減に関わる至適条件を添加物や包装、静菌処理や殺菌処理でコントロールすることで、保存期間をのばすことができるということを説明しました。

 前段階の資料作成の際、普段仕事の中で当たり前のように触れたり聞いたりしていることを、いざ言葉にまとめて伝えようとすると、自分が全く何もわからないことを思い知らされました。知らない言葉が多く、調べて理解するのに半日かかり、それを自分なりにかみ砕いてどのように話したら伝わるか考えていたら1日では終わらない作業です。ただこうして得た知識は最後まで頭の中に残るものだなと感じました。

 つたない説明や間違いのある資料でしたが、みんな真剣に聞いてくれましたので、次回もしっかりまとめて、望みたいと思います。

 

この記事を書いた人:haneda

所属: 担当:社内業務、現場での点検業務、HACCP制度化のお手伝い

2022年、主に社内での業務を行っています。
その他、検体の回収業務やお客様の厨房等の点検、HACCP制度化の書類作成のお手伝いは昨年と変わらず行っています。
今年は趣味?の料理のブログをどんどんアップしていきます!
空腹の際に見るのは要注意です(笑)