社長ブログ2020年03月09日

予想外の展開

 新型コロナウイルスがすごい勢いで拡散して、世界中を巻き込んでの非常事態になってきております。感染者の数はもとより、経済活動への影響がかなり急速に暗い影を落としてきており、弊社のお客様の中でもその影響が出てきております。とくに飲食店のお客様には、訪れるたびにこの話題になっても何の解決にもならない言葉しかかけられず、せめて微力ながらも売り上げの貢献をしようと思っても、「閉鎖空間」「人込み」「クラスター感染」の言葉が頭をよぎり・・・とはいえ、先週は仕事といいつつ2日程、夜の街の探検に繰り出しましたが・・・(-_-;)

 北海道は、日本の中でいち早く感染者が発見され、今現在でもどの都府県よりダントツの感染者数です。喜ばしいことではないものの、それでも国の対応より早く学校の休校を決めたり、非常事態宣言を出して週末の外出自粛を要請したりと、様々な事例や試みを他の都府県に提示してきたかと思えば、さすが開拓者精神、試される大地北海道だな~と自虐的に感慨にふけるひねくれものの筆者であります(-“-)

 それにしても、ここ最近の他の都府県の動き・・・ライブハウスでのクラスター感染、発熱あっても外出したりと・・・北海道を事例に対策はたてられなかったのでしょうかね・・・所詮は対岸の火事、津軽海峡を隔てれば外国くらいに感じているのかと、またまた自虐的に感じてしまうひねくれたどさんこですが、そういう意味では、予想外の展開ではあります。せっかくの前例が、前例にならずに同じ轍を踏むなんて・・・行動は予想外でしたが、結果は残念ながら予想通りです(-_-;)

 弊社の仕事の食品の衛生管理も、前例を活かしながら様々な対策が講じられてきております。目に見えない細菌やウイルスといった微生物たちを相手に、様々な失敗を繰り返し、そこで彼らの性格や好みを知り、そして制圧!・・・いやいや、制圧なんておこがましく、せめて鎮圧・・・単細胞の彼らは、すぐに我々の知恵や知識を超えた進化を遂げて、また逆襲してくるのです。微生物に限らず、そして食品の衛生管理に限らず、この世の中で起こる全ての出来事は、失敗を繰り返し、前例を作り、そしてその前例から学び、克服し、そして前に進んでいくのだろうと思います。そう、それぞれの人生も同じですよね。

 今回の新型コロナウイルスも、ノロウイルスやインフルエンザウイルスと同じく、PCR法以外のイムノクロマト法やエライザ法などの迅速検査法が確立されたようです。とりあえずのスクリーニングは可能になり、PCR法を行う検査会社の負担は軽くなっていくだろうと思います。あとは一日でも早く、ワクチンか治療薬が開発されればと願う次第であります。

 でも、症状と感染力・感染ルートの違いはあれど、ノロウイルスもワクチンや治療薬はないのにね・・そして世に認知された頃、結構な数のお年寄りがノロウイルスでなくなっていたんですけどね・・・

 

この記事を書いた人:小林樹夫

所属:代表取締役 担当:皆の社長(笑)

小樽の漁師町の生まれ
人生の前半を小樽、函館で過ごし、酸いも甘いも色々経験(笑)後半の人生は、死ぬまで札幌で修行の予定。
さていよいよ50代最後の1年、来年は折り返しの年です。頑固でありながらも、いつまでも柔軟な感性を失わない、しなやかな社長=親父=おやじを目指してます❗