
弊社の仕事は、食品の細菌検査、製造環境の細菌検査から始まり、現在では検査結果や調査結果をもとにしたコンサルティングや第3者認証の取得のためのコンサルティングなど、様々な広がりがあります。その中で要求される知識は、大学や栄養士の教育機関などの衛生学として教育される機会はあるものの、現場の数だけ答えが必要な内容ですので、結局経験がものをいう世界ということになります。
とどのつまり、医療や福祉、製造業や飲食業など様々な分野も同じことは言えるかと思いますが、専門性が要求される業務の割に経験できる機会も少なく、それ故にどのような経験をしてきた会社に所属しているかにより、知識の深さは変わってくるかと思います。
弊社の社員は、お陰様で短くて3年、長くて19年、平均して5年程の経験を積んだメンバーです。様々な検体、様々な現場を経験できるのが弊社の強みですが、ここ数年、社員のための勉強の機会を中々設けることができていないのが管理者としての私の悩みです。
どの仕事もそうですが、私の実感として特に衛生管理という仕事は、お客様との信頼関係が一番求められる仕事だと思います。そのために必要なことは、お客様にとって必要な情報や知識を的確に伝えること、だと思います。
年明けから新しメンバーも加わり、心機一転、リスタートの令和8年度となります。責任をもって、私が約40年の中で経験してきた知識や情報を社員たちに引き継いでいきます。結局、その責務が残っているので、また社長に戻ったのでしょうね。

