社長ブログ2024年07月23日

原材料の安全性

 5月に告知をして2ヶ月半も過ぎてしまいました。まぁ、毎回のとこですが💦 

  原材料の安全性

  フロム・ファーム・トゥ・テーブル

この考え方に於いては、原材料の安全性をうたうのは何ら不思議ではない考え方ですが、残念ながらこれまでの衛生管理の考え方の中で、原材料の安全性を真剣に取り組んできたかというと、絶対にそうだとは言いきれない現実があったなと思います。

 今から40年ほど遡り、私がまだ将来会社を経営してるなんて夢にも思ってなかった頃、日々魚と向き合い商品開発をしていた頃は、安い原料、余ってる原料がもてはやされていた記憶があります。それを添加物を使い美味しい製品、儲かる製品に仕上げるのが、加工技術と言われていたように記憶してます。

 その後の80年代の食品会社の不祥事の続出。結局、原料を大事にしない習慣が自分達の首を絞め、そして40年の時間の中で、衛生管理、製造管理の中心に、安全な原料の仕入れがウエイトを占めてきたわけです。まぁ、必然と言えば必然ですが…

 小さな八百屋さんからお肉屋さん、魚屋さんにまで、安全性のエビデンスを求められる時代になってきたのか、と思うと、なんとなくこの仕事の行き着く先に不安を覚えるのでした。

 その昔あるセミナーで、世の中で一番安全な食べ物はポカリスエットだと豪語していた先生がいらっいました。様々な考えがありますので賛否は述べませんが、安全性を評価された添加物の混合物が一番安全な「食べ物」とは…

 我々の携わるのは「食べ物」であり「餌」ではないことを今一度肝に銘じ、安全な原材料とは果たしてどんなものかの答えを探し続けることが、60を過ぎた私の役目なのかも知れないな、と感じるこの頃です。

 次回のテーマは…やっぱり製造に於いては原材料の管理が全てであることを教えてくれた事例を書きたいと思います。そこには、検査の落とし穴も😱❕

この記事を書いた人:小林樹夫

所属:代表取締役 担当:皆の社長(笑)

小樽の漁師町の生まれ
人生の前半を小樽、函館で過ごし、酸いも甘いも色々経験(笑)後半の人生は、死ぬまで札幌で修行の予定。
さていよいよ50代最後の1年、来年は折り返しの年です。頑固でありながらも、いつまでも柔軟な感性を失わない、しなやかな社長=親父=おやじを目指してます❗