12月に入りました。月末、月初はどうしても請求業務に追われ、ブログの投稿が遅れてしまいました。本日は、これから出張に向かわなければならず、手短に・・・(笑)
それぞれの会社には、それぞれの風習や社内ルールがあり、それがその会社の文化として脈々と受け継がれていきます。弊社にも、様々なルールや文化があり、約20年の流れの中で培われてきています。でも、それを守り続けることが本当に大事なのか?と考えることが良くあります。社内ルール(社内規定、就業規則など)は、法律の改正などを背景に時代と共に見直しが必要です。風習や文化も、それができた時の目的をないがしろにして、「行うこと」だけを目的とするようになってきたら、やはり見直しが必要なのでは?と思います。
来年6月から始まるHACCPの考え方を取り入れた衛生管理を行うために、お陰様で様々なお客様の衛生管理計画の作成のお手伝いをさせていただいております。その中で良く聞く言葉が、「昔はルール通りにやっていたけど、最近はできていない」「ルールはあるけど・・・」等です。つまりルールが形骸化され、その目的が失われているケースが多いということです。出来なくなった理由を見つけ、できるルールに作り直す、という作業を行っていかなければ、どんどん規則やルールは形骸化していきます。それを防ぐためにあるのが、HACCP計画に出てくる「検証」です。
今まさに、衛生管理計画を作成することは、今まで現場で行われてきたことの「検証」を行い、今の現場に見あったルールを作り直すきっかけと考えると、「制度化」や「義務化」という重い言葉で語られる今回の法律改正も、至極当たり前のことと考えられるのではないかと思います。
様々な事を形骸化させないように・・・私もお客様との関わりの中で、自身の周りも見直そうと考える年の瀬であります。