長引くコロナ禍とロシアの戦争の影響で、恐ろしく物価が高騰してます。そんな中で、違う視点からこの物価高を眺めてみれば、食品の安全管理には役に立つ状況もあるのかな、と思ったりもします。
経営者や飲食店のオーナーは、商売のチャンスロスを嫌うため、「売り切れごめん」の商売を嫌う傾向があります。そのため、過剰に食材の在庫を抱え、お客さんのニーズに応えようとしますが、その結果、期限切れの食材を抱え、捨てるか使うかの選択を迫られる場面がしばしば訪れます。その結果についての良否は言わずもがなですが、その結果利益を失い、チャンスロスで失う利益を追うばかりに、食材のロスを出してしまう羽目に会ってしまいます。
でも昨今の物価高では、仕入れの金額が半端なく高く、結果必要最低限の仕入れで運営することになり、その時々で「売り切れごめん」の状況が現れ、逆にそれが利益を確保することに繋がると思うのです。そしてここからが今回の話のポイントですが、最低限の食材の仕入れをすれば、鮮度のよい食材を使うことになり、結果として食品の安全のためには最高の状況になるのです。
色々な考え方があります。何を言ってるの、と思われるかもしれませんが、こんな考え方もできるかな?と言う程度に参考にしてみてください。
「二兎追うものは一兎をも得ず」
こんな世の中なので、欲張らず、
「足るを知る者は富む」
の精神で乗り越えてみてはどうでしょうか?と、自分への戒めも含めての、今回のお話でした。